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TE HANDEL platform

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建築設計: 建築設計事務所DGT / 田根剛

建築名:a house for Oiso 

 

2022年12月、TE HANDEL創業20周年を前に、

TE HANDEL atelier は TE HANDEL home & galleryとなり、

新しくオープンした2階ギャラリースペース ”gallery case5” では、月一度のペースで企画展や音楽会、ワークショップを開催しています。

1階は入り口にショップ、中央に喫茶スペース、踊り場の小さな展示スペースの奥には茶室があります

 

社名でもあるcase5には「五感の箱」、「あらゆるバランス=5について実証探求する場」と言う意味を込めています

人の心に届く表現活動を通じてお互いを知り、敬い、より良き世界のバランスを一緒に探求しながら、心の帰す豊かな場所 home となる事を願っています。

毎月の企画展やイベント時のみのオープンです。

次回は7月1日から「夏の雨 夏の星」展を企画しています。

​TE HANDEL home & gallery は、歌川広重 東海道五拾三次の浮世絵にも描かれた丸い形が印象的な高麗山の麓に在ります。

高麗山は江戸時代末期まで霊領域として保護され、人の入山を制限し、樹木の伐採も禁じられていたことから貴重な樹の自然県の天然記念指定)を残しています。家の土地からも古くは縄文時代の土器が発掘されていることから太古の昔より人々がこの地に暮らしていたことがうかがえます。また山中には古墳群が点在し、6世紀以降、大陸から伝来した仏教信仰の中心地でもあった様です。

​そのような貴重な自然と文明の歴史が色濃く残るこの山の裾野に新しく建てる家(自宅兼茶舗)は、世代を超え100年後もこの高麗山の風景に溶け込む家、この土地の記憶と共に地域に根づきながら外に開いた建築にしたいと想いました。設計は気心が知れた友人で、何より「やりたい!」と手を挙げてくれた建築家の田根剛さんにお願いしました。直ぐにこの家に求めるコンセプトを理解し「a house for Oiso」と名付けた設計案を見せてくれました。彼の出世作で代表作となるエストニアの国立博物館の竣工が政治的情勢を背景に遅れる中、この建築は彼に取って初めて完成した建築となりました

誰にとっても初めて尽くしのこの家は、不思議な縁で呼ばれるように集まった素晴らしい宮大工の兄弟、左官職人、多くの作り手の力を借りながら、予定より長い2年10ヶ月の月日をかけて2015年5月に完成しました。

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